ホロコースト犠牲者追悼行進 キーウ市で開催
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ウクルインフォルム
ホロコースト犠牲者の追悼を目的とする、第5回「追悼の行進」がキーウ(キエフ)市内の映画館「キーウ・ルーシ」を出発した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
行進には、数百人が参加している。行進開始前には、主催者が、1941年9月29、30日、ナチスに占領されていたキーウにおいて、ユダヤ人を中心とする民間人に対する大量銃殺が行われたことを喚起した。
ユダヤの伝統に従い、行進参加者には、石が渡された。人々はこれを悲劇の現場へと持って歩く。
人々は、バービン・ヤールの記念碑「メノア」に向かって歩いている。記念碑前にて祈りが捧げられる予定。行進には、数台のパトカーが同行している。
主催者たちは、この行進は、当時数万人の人々が銃殺現場へと向かう際に歩いたのと同じ道だと伝えた。
9月29日は、ウクライナではバービー・ヤール犠牲者追悼の日と定められている。
1941年9月29、30日、ナチスに占領されていたキーウにおいて、ユダヤ系住民を中心とした民間人に対する最初の大量銃殺が行われた。最初の2日間で約3万4000人、そして、同年10月11日までに、5万人強の市内のほぼ全てのユダヤ系住民が殺害されている。
写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム