大統領府とゼレンシキー大統領自宅の前で「シュミーの共同調査」への反対集会開催
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ウクルインフォルム
10日、ドネツィク州シュミーにてウクライナ側とロシア側が「共同調査」を行うとの合意に反対する活動家が、キーウ(キエフ)市内の大統領府建物前と、コンチャ・ザスパのゼレンシキー大統領自宅前にて抗議を行った。
ウクルインフォルムの記者は、大統領府前の集会の状況は平穏であると伝えた。
反テロ作戦参加者である活動家のオレクサンドル・ポフレビンシキー氏は、「大統領府前の集会に人々が集まったのは、『DPR』代表者だか、ロシア連邦軍人だかがウクライナ軍配置地点に行くことになるという、政権の行動のせいだ。人々は非常に怒っており、だから大統領府前での集会が発表されたのだ。友人たちは、コンチャ・ザスパのゼレンシキー氏の建物前での集会も発表した」と発言し、集会の目的は、「ウクライナ軍配置地点への共同調査を実施させないためだ」と伝えた。
大統領府前の集会 写真:パウロ・バフムート、オレフ・ダヴィデンコ/ウクルインフォルム
«Автомобільна РОК-інспекція» під стінами резиденції Володимира Зеленського pic.twitter.com/O5e2XKuSpr
— Радіо Свобода (@radiosvoboda) September 10, 2020
ゼレンシキー大統領の自宅前の集会の様子
「降伏への抵抗運動」の共同調整員であるミロスラウ・ハイ氏は、共同調査は取り止められたが、同様の調査が今後実施されないとは限らないとし、「私たちは、市民社会と愛国者たちが降伏を効果的に予防することを大統領府に理解させたい」と発言した。
これに先立ち、ウクライナ大統領府は、TCGが9日のビデオ会合にて、ドネツィク州のコンタクト・ライン沿いのシュミー町をOSCE代表者参加の上で、TCG関係者が「共同調査」をすることで合意したと発表していた。
しかし、その後、大統領府は10日、ロシア側が合意に反する要求をしたため、同調査の実施は取り止めになったと発表した。