被占領下クリミアにて、占領政権治安機関が4名クリミア・タタール系住民を拘束
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ウクルインフォルム
31日、ロシアにより被占領下にあるウクライナ南部クリミアの4つの自治体にて民間人住宅に家宅捜索が行われ、4名のクリミア・タタール系住民が拘束された。
市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」の活動家であるルトフィエ・ズジイェヴァ氏がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
ズジイェヴァ氏は、「クリミアの少なくとも4つの自治体のクリミア・タタール人住宅にて現在家宅捜索が行われている」と書き込んだ。
同氏は、具体的に家宅捜索が行われているのは、ニジニョヒルシキー地区ロズリヴィ村のアイデル・カディロフ氏(「クリミアの連帯」と「グラニ・ル」の記者)、スダク市のリダヴァン・ウメロフ氏(活動家、聖職者)、スダク地区ソニャチナ・ドリーナ町のアイデル・アブリャキモフ氏(活動家)、ソヴェツキー町のエンヴェル・トプチャ氏の自宅だと伝えた。
そして、同氏はまた、これら4名全員が拘束され、シンフェローポリ市にあるロシア連邦保安庁(FSB)の建物に連行されたと報告した。
なお、クリミアでは、2014年のロシアによる半島占領開始後、占領政権により多くの住民が不当に拘束されている。拘束される者の大半は、クリミア・タタール系住民。最近では、7月7日、クリミアの4つの自治体のクリミア・タタール系住民の自宅にて家宅捜索が行われ、7名が拘束されていた。
写真:クリミアの連帯