ベラルーシ大統領選投票日 キーウ市投票所は長蛇の列 独立広場ではベラルーシ支持集会開催
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ウクルインフォルム
8月9日のベラルーシ大統領選主要投票日、キーウ(キエフ)市内ではベラルーシ大使館に投票所が設置されるも、長蛇の列ができていた。また、市内独立広場では、ベラルーシとの連帯を示す集会が開催された。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
駐ウクライナ・ベラルーシ大使館に投票所が設置されていたが、訪れた人々は大使館内に一人ずつ通され、前の投票者が投票所を出てから次の人物が通されるまでに長い時間を待たなければならなかったため、同日は一日中、大使館の前に投票に訪れた人により長蛇の列ができていた。
そのため、投票時間が終わった際には、投票所を訪れたけれど投票できなかった人が多く出ることになった。駐ウクライナ・ベラルーシ大使が投票所の閉鎖を告げると、待っていた人たちの間が不満を表明し、「恥を知れ!」などと怒号が聞かれ、人々は手にしたパスポートを頭上に掲げて抗議の意を表明した。
また、同日、キーウ市中心部独立広場では、ベラルーシ大統領選挙の票の公正な集計を求める集会が開催された。
集会参加者たちは、ベラルーシ系記者でキーウ市内で殺害されたパウロ・シェレメート氏の追悼碑も訪れ、黙祷を捧げていた。
シェレメート記者追悼碑でも黙祷 写真:オレフ・ダヴィデンコ
なお、ベラルーシでは9日、大統領選挙の主要投票日が実施された。全国出口調査の結果では、現役のオレクサンドル・ルカシェンコ候補が79.7%、主要野党候補と指摘されていたスヴィトラナ・チハノフスカヤ候補が6.8%の票を獲得したと発表されている。