クリミアにて行方不明の3歳児が遺体で発見 拘束されるクリミア・タタール人の息子
ウクルインフォルム
被占領下クリミアのシンフェローポリ市近郊ストロホニウカ村にて26日、3歳の男児ムサ・スレイマノフさんが遺体で発見された。
ラジオ・スヴォボーダ通信がロシア非常事態省の発表を伝えた。
ロシア非常事態省は、「シンフェローポリ地区ストロホニウカ村での捜索活動は終了した。残念ながら、2017年生まれの児童の遺体が見つかった。捜査が行われている」と発表した。
市民団体「私たちの子供」共同創設者のリリヤ・ブジュロヴァ氏は、フェイスブックにて、少年が見つかったのは、家の近くの崩れ落ちた穴で見つかったと伝えた。
ムサ・スレイマノフさんは、24日に行方不明となり、捜索が行われていた。
父親のルスラン・スレイマノフ氏は、物理教師であり、「クリミアの連帯」の一員として市民記者として活動していたが、2019年3月にロシア当局の大規模家宅捜索の際に拘束され、現在まで逮捕されており、政治囚となっている。ロシア側は、同氏にイスラム解放党に所属しているとの容疑をかけている。
26日、ゼレンシキー大統領は、プーチン露大統領との電話会談の際に、ムサ・スレイマノフ氏の死亡に関連して、ルスラン・スレイマノフ氏の解放を提起している。
写真:クリミアの連帯(フェイスブック)