キーウ市内にDV被害者避難用の初シェルター開設

キーウ市内にDV被害者避難用の初シェルター開設

ウクルインフォルム
キーウ(キエフ)市内に、ドメスティック・バイオレンス(DV、家庭内暴力)の被害者に緊急に対応するための初の施設「危機対応ルーム」が開設された。

26日、マリーナ・ホンダ・キーウ市行政府副長官の発表をキーウ市ポータルサイトが伝えた

ホンダ氏は、「昨年10月、キーウ市は、国連開発計画(UNDP)市民基金との間で、ジェンダーに起因する暴力の被害を受ける女性、児童、男性サポートに関する合意文書に調印した。(中略)このプロセスに取り掛かったとき、私たちは、私たちの抱える最大の問題を理解した。それは、女性がしばしば子どもとともに、加害者の下から逃げても、ただ外に出るだけで、与えられるべき社会サービスがない、という状況だ。主にそのために、この『危機対応ルーム』が作られたのだ。この『ルーム』は、暴力被害者にとっての一時的シェルターとなる場所だ。被害者がここにいる間に、彼らは必要な心理的・法的支援を受けることになる。そして、この危機ルームでは、食事や衛生用品が与えられる」と説明した。

写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム

ホンダ氏は、危機ルームの開設は、完全な暴力対策システムを形成する段階の一つだと指摘し、これまでに既に心理カウンセラーが対応する24時間ホットラインの開設が行なわれており、DV被害者への心理サポートを提供していると伝えた。

また、この「危機対応ルーム」は、被害者の安全を守る観点から、住所が公開されていないとのこと。同ルームでは、4名の従業員が勤務していく。

同ルームにて同時に受け入れられる人の数は大人4名、子ども2名。「危機対応ルーム」での定められた滞在期間が終わった後は、社会サービスを提供する別の特殊機関の施設に移動することが可能となっているとのこと。


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