ロシア当局、クリミア・タタール機関代表を遠隔で起訴
ウクルインフォルム
ロシア連邦捜査委員会は、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」のレファト・チュバロフ代表を遠隔で起訴した。
3月31日、ラジオ・スヴォボーダ通信が、被占領下クリミアにてロシアがコントロールする当局の発表を報じた。
報道には、「チュバロフ氏は、大規模騒動、ロシアの領土一体性侵害を目的とした行為への呼びかけを組織した容疑がかけられている」と書かれており、露捜査委員会は、チュバロフ氏が2015年春にウクライナのテレビ局で「ロシアの国益に反する過激行動実施」やクリミア脱占領を呼びかけたことをもって、容疑をかけているという。
これに先立ち、3月23日、クリミアにてロシアの捜査委員会が、チュバロフ氏に対して刑事捜査を開始したことが判明していた。捜査委員会は、ロシアによるクリミア占領開始当初、2014年2月26日の集会につき「暴力を伴った大規模騒動組織」の疑いで捜査を始めていた。
チュバロフ氏本人は、同捜査につき、ラジオ・スヴォボーダ通信に対して、クリミア・タタール人が「尊厳の行進」と呼ばれる大陸側ウクライナからクリミアへ向けた行進を計画していることに関連して、捜査が始められたのだろうと発言していた。