キーウ市内の露大使館前でクリミア占領への抗議集会開催 6つの要求提示
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クリミア・タタール・リソース・センター長を務めるエスケンデル・バリイェフ氏は、「今日私たちがここに集まったのは、被占領下クリミアに暮らすクリミア・タタール人、ウクライナ人、その他の民族のクリミア住民と連帯を示すためだ。今日でクリミア占領は6年となる。今日、国際キャンペーン『クリミア抜きのノルマンディに反対!』の枠内で、『クリミア占領6年 侵略国への6つの要求』を始める」と発言した。
写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム
バリイェフ氏は、同集会からロシア連邦への6つの要求として、「1つ目は、クリミア政治囚の解放。2つ目は、クリミアの人口構成変更を止めること。3つ目は、クリミア・タタール人と民族的ウクライナ人への人種差別を止めること。4つ目は、クリミア・タタール民族代表機関『メジュリス』の禁止の無効化。5つ目は、クリミア軍事化の停止と軍の撤退。6つ目は、これが最も重要なことである。『クリミアから出て行け』」と発表した。
また、「降伏への抵抗運動」の代表者であるセルヒー・パルホメンコ氏は、キャンペーンの目的として、国際場裏、とりわけ独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットにてクリミアの議題が語られなくなることを防ぐことだと説明した。更に、同氏は、「クリミアを代償とする形でのドンバス問題解決、あるいは、ドンバスを代償としたクリミア解決を看過しないことだ」とも述べた。
ロシアにより拘束されていたオレフ・センツォフ映画監督は、同集会にて、「私たち皆にとって重要なことは、クリミアのこと、クリミア・タタール人のことを忘れないことであり、ロシアはクリミアにてどんな瞬間でも新たな人質を手に入れてしまうことを忘れないことだ」と強調した。