クリミアのセメナ記者、キーウへ到着
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ウクルインフォルム
クリミアの「裁判所」に執行猶予を解除されたミコラ・セメナ記者は、被占領下クリミアから大陸側ウクライナへ移動、19日にキーウ(キエフ)へ到着した。
最高会議の人権問題オンブズマンであるリュドミラ・デニーソヴァ氏がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
デニーソヴァ氏は、「たった今、ゼレンシキー大統領個人の指示にて、最高会議人権問題全権事務所の職員が、キーウ鉄道駅にて、一時的被占領下クリミアでの違法拘束から解放されたミコラ・セメナ氏を出迎えた」と報告した。
デニーソヴァ氏はまた、セメナ氏は、大統領の指示により、必要な医療措置を受けることになると説明した。
なお、ミコラ・セメナ記者は、被占領下クリミアにて記者活動を続け、ラジオ・スヴォボーダ通信内プロジェクト「真実のクリミア」にて記事を発表していた人物。2017年9月22日、シンフェローポリのザリズニチニー地区「裁判所」がセメナ氏に対して、2年半の執行猶予期間と3年間の公的活動の禁止判決を言い渡した。この判決に対して、セメナ氏は、思想の自由の権利を実現していただけだと主張。ウクライナ外務省、米国務省、EU、複数国際団体は、セメナ氏に対する判決を非難していた。
2020年1月28日、同「裁判所」は、セメナ氏の無罪を認め、執行猶予を解除する決定文書を発行していた。