大統領府前の集会参加者 「大統領は越えてはならないラインを越えなかった」

大統領府前の集会参加者 「大統領は越えてはならないラインを越えなかった」

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ウクルインフォルム
9日から10日未明にかけて、大統領府前で集会を行っていた人々は、ゼレンシキー大統領はノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談にて、越えてはならない「レッドライン」を越えなかったとの見方を示した。

10日、「降伏反対運動」の共同運営者であるミハイロ・バサラブ氏が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

バサラブ氏は、「現時点で首脳会談の結果が示しているのは、クレムリンはウクライナを拙速な降伏に追いやることができなかったということである。どうやら、ゼレンシキー大統領は、フランス大統領とドイツ首相のサポートを得て、協議の際に主要な『レッドライン』を越えなかったようだ。私たちは、それは私たちにとっても中間的勝利だと考えている」と発言し、それは集会を運営する団体の共同の声明だと伝えた。

同時に、集会に集まる人々は、西側諸国の首脳たちに対して、クリミア、ドネツィク州、ルハンシク州が完全に解放されるまで、また、ウクライナがロシアの侵略・領土占領によってこうむった損害をロシアが完全に賠償するまで、ロシアに対する制裁を強化し続けるよう要請した。

また、バサラブ氏は、今回のノルマンディ首脳会談後の共同記者会見にて、ゼレンシキー氏とプーチン氏の発言が「決定的に異なっていた」ことに注意を向けた。同時に、同氏は、「しかし、私たちが一番興味のないのがプーチンの考えである。私たちが最も恐れていたのは、拙速な降伏である。私たちは、ゼレンシキー大統領が望むものを得られるというような幻想は一切抱いていない。しかし、私たちは、拙速な降伏について彼に警告したのだ。それが、私たちの最大の功績だと思う」と発言した。

なお、12月9日、パリにて、3年ぶりのノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談が開催された。


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