「後退反対」大統領府前で兵力引き離し反対集会開催
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ウクルインフォルム
29日、キーウ(キエフ)市内の大統領府前にて、ルハンシク州ゾロテーで始まった兵力等引き離しに抗議する数十名の市民による「後退反対!」集会が開催された。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
参加者の中には、「自由党」、「国家軍団党」といった民族主義政党の代表者が見られた。活動家たちは、大統領前にて、「一体どんな引き離しだ?」、「お前は敗者ではない」との文の書かれた紙を掲げた。
参加者たちは、ウクライナ国旗を掲げたり、「ウクライナに栄光を!」、「英雄たちに栄光を」、「民族の要求は、降伏反対だ!」などと叫んだりしていた。
大統領府前には、警察が待機していた。
集会参加者は、集会の意図につき、ウクライナ社会がドンバス地方の軍の引き離しを支持していないことを示すためだ、引き離しは後退に見えると強調しつつ、政権に対して、市民の考えを無視してはならず、国益に反する行動を取ってはならないと述べていた。
午後8時過ぎには集会参加者は解散を始めた。大統領府前の情勢は、平穏。
これに先立ち、29日正午、東部ルハンシク州ゾロテー4第2地点にて、双方同時の軍の引き離しプロセスが開始したと発表されていた。