解放されたスシチェンコ記者、ウクライナの音楽界の発展に驚いたと発言

解放されたスシチェンコ記者、ウクライナの音楽界の発展に驚いたと発言

ウクルインフォルム
ロシアで政治囚として拘束されていた、ウクルインフォルム通信の記者ロマン・スシチェンコ氏は、拘束されていた約3年間、とりわけウクライナ語で話ができなかったことを悲しく思っていたと発言した。

16日、スシチェンコ氏がタラス・シェウチェンコ記念キーウ(キエフ)国立大学ジャーナリスト学部での学生との面会イベントの際に学生からの質問に答えて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

スシチェンコ氏は、「3年間、私は、誰ともウクライナ語で話をすることができなかった。それは地獄だった。それを悲しく思っていたし、拘束2年目、KAZKAのヒット曲の『プラーカラ(泣いた)』を聞いたとき、何と情熱的に響いたことか。心が激しく波打ったのだ。(中略)収容所での最後の数か月、私には心配事があった。ウクライナに帰った時、母語で話をするのが困難となるのではないかということだ。幸いなことに、そのようなことはなかったが、しかし今でもロシア語の影響があちこちに出てくる。(中略)私は、ウクライナ語の存在のおかげで、私たちが政治的ネイションとして存在し、完全にウクライナの国益というものを防衛しているのだと確信している」と強調した。

同氏は、(ウクライナ語とロシア語の)「二言語並存」ももちろん有益だと思うが、しかしウクライナ語を話すことは人々の義務だと思っていると述べ、「それが私の立場だ。私はこれを今後も主張していく」と強調した。

同氏はまた、ロシアで拘束されていた際、対話、インターネット、本、新聞に飢えていたことを告白した。同氏は、「私は、ウクライナの新聞を購読しようと試み、2か月間ほど『州の鏡』紙を手に入れることができていた。それは、まだ(モスクワ市内の)レフォルトヴォ拘置所にいたときだ。その後、配達業者がもう配達できないと言っているから、ロシアの新聞を読みなさい、と言われた。その時、提示されたのは、『狩り』、『釣り』、『庭園』といった新聞だった…。しかし、ハルキウで発行されているロシア語の新聞もいくつか手に入った。最近人気の機器だとか、宇宙の話とかが書かれているものだった。私はそれを読んだよ。面白かった」と述べた。

スシチェンコ氏は、ウクライナに帰還したときに、新鮮に感じたものの中で、特にウクライナの音楽を挙げた。

同氏は、「タクシーで聞こえてくるウクライナの音楽は、全く違ったものに聞こえた。私は、そのこと(編集注:ラジオでウクライナ語音楽の割合が増えていること)は知っていたし、ロシアのビジネス誌もけっこう客観的にウクライナ音楽を評価し、最近のウクライナのミュージシャン、作詞家、作曲家、演出家がどれほど独創的かを書いていたのだ。私は、そのことを実感した。市場に競争があふれ、それにより進歩がある。新しいリズム、新しいメロディー、新しい感性。それはあちら(編集注:ロシア)にはないのだ。あちらでは完全に停滞していて、ずっと同じ人が市場にいる。(中略)私たちのところは、全てが変わっている。全てを引き込んでいるのだ」と発言した。

なお、スシチェンコ氏は、2016年9月30日、同氏がパリから私的な用事でモスクワを訪れた際、国際的規範に反する形で拘束された。2016年10月7日、ロシアの裁判所により、スシチェンコ氏はスパイ容疑で逮捕された。

2018年6月4日、モスクワ市裁判所は、スシチェンコ氏に対して厳格収容所での懲役12年の有罪判決を言い渡した。同年9月12日、ロシア連邦最高裁判所は、同判決を合法だと認定した。

本年9月7日、ウクライナとロシア連邦の間で35名対35名の被拘束者交換が行われ、その際、スシチェンコ氏は、オレフ・センツォフ映画監督、オレクサンドル・コリチェンコ活動家、パウロ・フリーブ氏、ヴォロディーミル・バールフ氏、ウクライナ海軍軍人24名らとともに解放され、ウクライナへ帰還している。


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