クリミアのウクライナ正教会大主教、ゼレンシキー大統領に大聖堂の保護を要請

クリミアのウクライナ正教会大主教、ゼレンシキー大統領に大聖堂の保護を要請

ウクルインフォルム
クリミアで活動するクリメント・ウクライナ正教会大主教は、ゼレンシキー大統領に対し、同教会がシンフェローポリ市に有す大聖堂の保護を要請している。

16日、クリメント大主教がキーウ(キエフ)での記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クリメント大主教は、「シンフェローポリのウクライナ正教会と聖ヴォロディーミル・聖オリハ大聖堂に関して言うと、私は状況をコントロールできていない。仲裁裁判、控訴裁判が行われたのだが、裁判所の判決は裁判所で書かれているのではなく、ロシア連邦保安庁(FSB)の執務室で書かれているのだ。これらの裁判の際には、FSBの将校がいたのだ。私は大聖堂を退去せねばならなくなっている。闘いは、大聖堂を巡るものではなく、シンフェローポリ市におけるウクライナ正教会の存続そのものを巡るものなのだ」と説明した。

大主教はまた、本件は国際場裏でも提起されてきていると指摘し、「教会の議題は国連でも提起され、私たち代表者が発表した。国連事務総長の報告もあった。ジュネーブでの国連人権委員会の決定では、ロシア連邦に対して半年間いかなる行動も延期するよう要請している。欧州人権裁判所でも訴訟が始まり、現在、ウクライナの市民社会から同裁判所への大きな呼びかけが用意されている。私たちは、教会を守るために法的要素を利用していくが、しかし、私たちはサポートも必要としているのだ」と発言した。

大主教は、ウクライナからのサポートにつき、「何よりもまずウクライナの新政府のサポートが必要だ。私たちは、大統領府の代表者との会談を開き、本件について協議した。現在、新しい文化相との会談が準備されている。私は今一度、ヴォロディーミル・ゼレンシキー新大統領に対して、本件に注意を向け、支援するよう呼びかける。国家は、無関心であってはならず、この拠点がどのように破滅に追いやられているか見るべきなのだ」と発言した。

なお、クリミアのシンフェローポリ市に位置するウクライナ正教会の聖ヴォロディーミル・聖オリハ大聖堂は、裁判所によるロシアの「クリミア資産・土地関係省」に譲渡する判決が出た後、略奪被害を受けたことが伝えられている

この大聖堂では、クリミアのウクライナ正教会信者のために聖体礼儀が執り行われている。

ロシアのクリミア資産・土地関係省は、2019年2月、クリミア教区との間の契約が既に切れているとし、この大聖堂の建物を明け渡すように要求し始めた。

6月28日、ロシアがコントロールするクリミアの「仲裁裁判所」は、大聖堂の建物を同省に使用可能にするよう義務付ける判決を下していた。その際、クリメント大主教は、同判決を控訴すると述べていた。

6月中旬から、大聖堂内でウクライナ正教会クリミア教区側の同意なく、クリミア資産・土地関係省主導の工事が開始されていた。


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