ウクライナの調査団、南極にて氷の洞窟への入口を再発見

ウクライナの調査団、南極にて氷の洞窟への入口を再発見

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ウクライナの調査団が南極にて氷の洞窟への入口を再発見した。この洞窟は、以前から存在が知られていたものだが、今回の調査により、実際にはこれまで考えられていたより3倍の広さがあり、内部に湖や川があることが判明した。

10日、教育・科学省広報室が伝えた

第24南極調査団団長のイーホル・ディーキー氏は、「初期の調査の際に、専門家たちが、ウクライナの観測基地のあるガリンデス島にて、この氷の洞窟を見つけていたのです。この洞窟への入り口は、基地とは反対の位置にあり、氷河のてっぺんにありました。しかし、数年前にこの氷河が大洋側に移動し、入り口が崩れたことがわかりました。そのため、私たちは、洞窟の入り口の捜索をすることにしました。ペノラ海峡側から探してもうまくいきませんでしたが、旧英国基地、現在ミュージアムとなっている『ウォルディーの建物』から探したら、運よく、この洞窟の入り口を見つけられたのです」と報告した。

同調査団の報告によれば、この氷の洞窟は、以前考えられていたよりも約3倍広く、長さは約200メートルで、3階建ての建物ほどの高さがあるとのこと。

調査団たちは、洞窟下部にて凍った湖を発見。その先には、高さ12メートル、幅8メートル、長さ30メートルの広大な空間も見つけたという。

報告では、「この『広間』には、凍った川と2つの湖が見つかりました。研究者たちは、ここでウィルスやバクテリアの存在やそのDNAの分析用に水と氷を持ち帰りました。氷のサンプルは、より詳細な分析のためにウクライナの研究所で保存されます」と説明された。

更に、表面から約20メートルの地点で、鳥の羽を見つけたという。この羽は、その幅広さから、ペンギンのものではないのは確実だとし、今後ウクライナに持ち帰ってから、専門家がどの鳥のものか、何年前のものかを調べるとのこと。

なお、第24調査団は、1年間の南極調査のために、今年の3月、ウクライナのベルナツィキー南極基地へ向かい出発していた。


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