被占領下クリミアにて、クリミア・タタール追放犠牲者追悼行事開催
ウクルインフォルム
18日、ロシアにより占領されるクリミア半島のシンフェローポリ市にて、治安機関が監視する中で、75年前のクリミア・タタール人追放の犠牲者を追悼する行事が開催された。
「真実のクリミア」プロジェクトが中継で報じた。
報道では、「約100人、主に高齢の人々が、鉄道駅近くの記念碑の近くに集まった。民族旗を持っているものもいる」と伝えられた。
また、行事は、約20人の治安機関の監視の中で行われたとのこと。行事は、地元政権の同意を得ずに行われたという。
同日、クリミアのクラスノフヴァルジーシキー地区オクチャブルシケ町でも、同様の追悼行事が開催された。「真実のクリミア」が伝えた。
ウクライナでは、5月18日、クリミア・タタール人追放犠牲者を追悼する日に定められている。
クリミア・タタール人の追放とは、1944年、当時のソ連政権がクリミア・タタール民族全体を中央アジアに追放した出来事をいう。この追放作戦は、1944年5月18日午前3時に始められ、6月初旬まで続けられた。