クリミア占領5年:ロシアでの少人数抗議 8人の活動家が一時拘束

クリミア占領5年:ロシアでの少人数抗議 8人の活動家が一時拘束

ウクルインフォルム
18日夜、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルクにて、5年前のクリミア併合を喚起しつつ、クリミア・タタール人を支持する小規模抗議が開催された。

ウクルインフォルムが伝えた。

モスクワでは、活動家は、「私はクリミア・タタール人」等と書かれた紙を持って、スターリン時代のクリミア・タタール人全民族追放や、現在の迫害などを喚起した。他には、クリミアの政治囚への迫害に関して書かれたものもあった。

サンクトペテルブルクでは、ネフスキー大通りにて、活動家達が道行く市民に対して「クリミアはあなたのもの?(クリム・ヴァーシ?)」と尋ねるミニ「投票」を行った。

活動家のウラジーミル・シピツィンさんは、この「世論調査」の結果として、「『はい』と投票したのが103人、『いいえ』と答えたのが96人でした。2人は投票用紙を破りました。通りの人に対する全くランダムに声をかけた控えめな結果ですが、『クリミアのコンセンサス』なるものは見られませんでした。社会は、深く分断されており、ほんの少しだけ『クリミアは私たちのもの』派が多い程度で、見方はほぼ真っ二つに分かれています」と発言した。

また、活動家たちは、この集会参加者の一人アサン・ムムジさんが、「投票」箱を地面に置いていたことを理由に「勝手な土地の占拠」であるとして一時拘束され、しばらくして解放されたと伝えた。

ミニ「投票」の後にも抗議が続けられたが、開始と同時に、警察が8名の活動家を拘束し、夜間まで解放されなかったと伝えられた。

サンクトペテルブルクとモスクワの活動家は、1944年5月18日のスターリン体制によるクリミア・タタール全民族のクリミアからの追放を喚起し、「戦略18」と名付けられた無期限の活動に参加していると説明し、この活動で、毎月18日、通りに出て、併合されたクリミアの情勢、人権や自由の侵害事例についてロシア社会に伝えていくと伝えた。


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