国家軍団党、キーウ市内でぬいぐるみを使った抗議を実施
ウクルインフォルム
１６日、国家軍団党は、キーウ（キエフ）中心部で、防衛産業の汚職に対する抗議運動を実施した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会に参加したのは、数百名。周辺では、治安機関や医療班が待機した。
当初独立広場に集まった集会参加者は、防衛産業の汚職に関与した人物として、オレフ・フラドコウシキー前国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）第一書記等の拘束と資産凍結を呼びかけた。また、国家軍団党関係者は、「軍事予算の横領に怒りを覚えている」他の政治勢力や市民団体にも参加を呼びかけていた。
その後、抗議参加者は、大統領府方面へ移動した後、大統領府の建物の方角に向けて、「恥を知れ！」と叫びながら、豚のぬいぐるみを投げるパフォーマンスを行った。
集会は、衝突なく終了した。
これに先立ち、２月２５日、テレビ番組「我々のお金」にBihus.infoの記者であるレーシャ・イヴァノヴァ氏が、ウクライナの防衛分野における「何億フリヴニャもの資金洗浄を行う長年の汚職スキーム」の存在を伝え、その汚職にオレフ・フラドコウシキー国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）第一副書記、その息子のイーホル、及び国営防衛企業「ウクルオボロンプロム」社幹部の関与を指摘していた。
３月４日、ポロシェンコ大統領は、フラドコウシキー氏をＮＳＤＣ第一副書記の職から解任した。
