ロシアは予防接種に関する偽情報をハイブリッド戦争で利用している=クリムキン外相
ウクルインフォルム
クリムキン外相は、ソーシャルメディアに流れている、ワクチンによる予防接種に関する偽情報の多くがロシアと繋がりのあるアカウントからのものであることが判明したと発言した。
14日、クリムキン外相が、予防接種への理解を広めているスプルン保健相代行を応援するキャンペーンの一環で、自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
外相は、「専門家が、ソーシャル・メディア上の何千という、ワクチンに反対する偽情報を広めた書き込みを分析したところ、その大半は、アメリカ選挙への介入と同様、ロシアと繋がりのあるアカウントからの書き込みであった。ウクライナや世界で予防接種水準の向上を目指して努力している保健機関への社会の信頼が、正にこのような手段で破壊されているのである」と説明した。
同外相は、ロシアは、このような手段で社会に分断と不安を撒き散らして、その後、ウクライナやその他の国で、感染が危機的な状況になったら、それをもってその国を「失敗国家」だなどと呼び出すのだと指摘した。
そして、同外相は、「この世界に広められる健康に関する偽情報キャンペーンは、ロシアの人類に対するハイブリッド戦争の不可分の要素であろう。であるからして、皆さんが予防接種をすれば、オンライン言説への免疫も高められ、ロシアの偽情報ウイルスを中和することになる」と総括した。