活動家たち、ハンジューク活動家の殺害事件を喚起させる集会開催
ウクルインフォルム
4日、昨年攻撃を受け死亡した活動家、ヘルソン市長補佐官のカテリーナ・ハンジュークさんの殺害を命じた人物が、現在まで明らかになっていないとして、約100名の市民活動家、ハンジュークさんの元同僚や友人が、大統領府の建物近くで、事件を喚起させる集会を開催した。
集会参加者たちは、ランプを灯したり、花火を焚いたりして、「結局誰がハンジュークさんを殺したのだ?」等と書かれたプラカート等を掲げた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会に参加した市民活動家のボフダン・チュマークさんは、「カテリーナ・ハンジュークさんが攻撃を受けてから今日で6か月、亡くなってから3か月が経ちましたが、治安機関は、この殺人を命じた人物の名前を発表できていません」と指摘した。
大統領府近くでの集会の後、活動家たちは、祖国党の事務所のあるトゥリウシカ通りへ移動。同様の集会を継続すると述べた。
なお、これまでに、犯罪関与の指摘のあったホルジェイェウ・ヘルソン州行政府長官は、ハンジューク活動家殺害への関与を否定し、同時に、治安機関に対して、ハンジュークさんの父親を「そそのかした」人物を見つけるよう要請していた。
ヘルソン市長の補佐官であり、市民活動家であったカテリーナ・ハンジュークさんは、2018年7月31日に複数の人物に硫酸をかけられ、全身火傷、一部視力を失うなどの重傷を負った。その後、ハンジュークさんには、10回以上の手術が行われたが、11月4日病院で亡くなった。
ハンジュークさんへの攻撃を行った容疑者5名が拘束された後、さらに、昨年11月12日にはミコラ・パラマルチューク最高会議議員(BPP党会派)の元補佐官であるイーホル・パウロウシキー氏も本件につき逮捕されたことが判明している。
写真:ダニール・シャムキン