ペチェルシク大修道院の補佐官が宇正教会統一会議に対する抗議運動組織に関与:保安庁発表

ペチェルシク大修道院の補佐官が宇正教会統一会議に対する抗議運動組織に関与:保安庁発表

ウクルインフォルム
保安庁(SBU)は、キーウ(キエフ)・ペチェルシク大修道院の補佐官であるパウロ府主教が、ウクライナ正教会統一会議開催時の抗議運動組織に関わっていると考えている。

13日、ヴィクトル・コノネンコSBU次官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同次官は、15日に予定されるウクライナ独立正教会統一会議の開催は歴史的で大きな出来事であるが、影響力行使の手段を失うロシア連邦だけはこの出来事に反対していると指摘し、SBUはキーウ市内や地方で統一会議の開催前や開催時の挑発行為の計画摘発に向けた活動をしていると述べた。

そして、同次官は、11月にあるキーウ市民のもとにユーリーを名乗る、過去に「反マイダン運動」に参加していたとする、モスクワ在住人物から連絡があり、キーウ市内での抗議運動の計画を提案してきたことを明かした。同次官によれば、このキーウ市民がユーリーという男性とモスクワであった際、この男性はウクライナ正教会に独立を付与するトモスが渡されないようにし、ウクライナ独立正教会が創設されないようにするために、抗議運動が必要なのであると説明した上で、5000ドルを渡したとのこと。

ユーリーの指示は、新しい電話とSIMカードを購入し、自分と調整役となるペチェルシク大修道院に従事する聖職者の一人と連絡できるようにせよとの内容であり、その際のその聖職者との合言葉は「私たちは、オレクサンドル・イヴァノヴィチからの者だ」であったとのこと。

そのキーウ市民の男性は、モスクワから戻り次第、SBUに連絡し事情を説明、それ以降、彼はSBUの監督の下で、ユーリーと連絡を取っていた。ユーリーは、その後、ペチェルシク大修道院の調整役となる聖職者は、パウロという人物だと教えたとのこと。

コノネンコ次官は、「その後、パウロとは、キーウ・ペチェルシク大修道院のパウロ府主教であることが判明した」と発言した。

また、同次官は、モスクワのユーリーからキーウ市民のところには抗議運動時に掲げるスローガンも送ってきたとし、12月8日には、キーウ市民はパウロ府主教とも面会、合言葉を伝えると府主教は自身の執務室に通し、話し合いが持たれたと説明した。

その後、SBUは、パウロ府主教のもとで家宅捜索を実施。コノネンコ次官は、「12月10日には、抗議発注者が、13日と14日に正午にペチェルシク大修道院敷地内の聖体礼儀の最中に活動を行うように指示が出ていた」と説明し、この情報を入手してから、SBUは情報を市民に公開する決定を下したとのこと。

記者会見時、記者からコノネンコ次官に対して、パウロ府主教は拘束したのかとの問いがあると、同次官は、拘束のために必要な証拠が現時点では足りていないが、近くSBUは同府主教に事情聴取を行うと回答した。


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