ポロシェンコ大統領、コンスタンティノープル総主教へのアンドリー教会譲渡を提案
ウクルインフォルム
ポロシェンコ大統領は、近くアンドリー教会をコンスタンティノープル総主教が恒常的に利用できるようにするための譲渡提案の法案を登録する。
16日、イリーナ・ルツェンコ最高会議(国会)議員・最高会議内大統領代表が調整会議会合で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ルツェンコ代表は、「大統領は、出来るだけ早くトモス(編集注:正教会の公布文書)授受が行われることへの希求を支持しており、このプロセスとの連帯の印として、象徴的なジェスチャーを行う。コンスタンティノープル総主教がアンドリー教会を恒常的に利用できるようにするための譲渡を提案する大統領の法案が近日中に登録される。この法案は、聖アンドレアがウクライナにキリスト教をもたらしたことと関係する象徴的ジェスチャーである」と強調した(編集注:ウクライナにおけるキリスト教布教のはじまりは、キリストの使者である聖アンドレアのキーウ(キエフ)訪問にさかのぼると言われている)。
また、同代表は、この法案の採択は「母なる教会との一体」を象徴することになるとし、議会の全ての会派に対して同法案を支持するように呼びかけた。
加えて、ルツェンコ代表は、ポロシェンコ大統領がコンスタンティノープル総主教に対し、同総主教がクレムリンとの対立において見せた断固さと勇敢さに感謝していることを指摘した。
ルツェンコ代表は、また、15日のロシア正教会の決定に関して、「ミンスクで行われた会議の後、彼ら(編集注:ロシア正教会)がコンスタンティノープル総主教、コンスタンティノープルとの対話から分断・分裂していくことを理解している。モスクワは、実質的に自らを孤立に追いやったのである」と指摘した。