ユネスコ、被占領下クリミアの直接監視の開始を発表
ウクルインフォルム
10日、ユネスコ執行委員会は、被占領下クリミアの状況を直接監視する第一局面の開始を公式に発表した。この結果は、来年10月にユネスコ事務局長が報告する。
10日、オレフ・シャムシュール在フランス・ウクライナ大使がツイッターで伝えた。
シャムシュール大使は、「本日のユネスコ執行委員会会合は、重要であった。被占領下クリミアの状況をユネスコが直接監視する第一局面の開始が公式に発表されたのである。来年10月には、この結果に関する事務局長の報告について決定が採択される」と報告した。
これまでの報道によれば、本年2月、ウクライナは、ユネスコに対して、ロシアのクリミア占領の結果生じた問題の詳細な分析を提出していた。
同年3月上旬、セルヒー・キスリツァ外務次官・ユネスコ担当ウクライナ国家委員長とオードレ・アズレ・ユネスコ事務局長は、ロシアのクリミア占領後の文化・歴史遺産の状況の直接監視実行の展望について議論していた。
3月27日、ユネスコは、被占領下クリミア状況の監視報告を発表した。同報告には、クリミアの文化遺産の保護状況が悪化していることが示されていた。
4月11日、ユネスコ執行委員会は、ロシア占領下のクリミアに状況監視ミッションを実質的に展開させる決定を採択した。
10月1日、ユネスコは、近く直接監視の第一局面を開始する意図があることを確認していた。その際、30の国がウクライナを支持する共同声明に加わっていた。