露大使館、キーウ市内の「野蛮行為」を非難することを要求
27日、同大使館ウェブサイトで声明が発表された。
発表には、「2018年9月27日、キーウ市内ロシア連邦貿易代表部の建物の付近で、身元不明の人物により、暴動行為が行われた。その際、同代表部の敷地内には、発煙筒が投げ込まれ、建物の塀に侮蔑的なメッセージが書き込まれ、ロシアの外交官の車両には損害が生じた」とある。
ロシア大使館は、現場に到着したパトロール警察と国家警護隊は「黙って無秩序な暴徒による暴動行為を監視していただけで、何もしなかった」と指摘した。
また、同大使館は、「大使館がこれまで繰り返し呼びかけた、類似の暴力行為を防止し、組織者・実行者の責任を追及するようにとの要求は、回答を得ていない」と指摘した。
その上で、同大使館は、ウクライナ側からこの暴動行為が公の場での非難され、犯罪の速やかな捜査開始、ウクライナ領でのロシア代表部、職員、資産の安全確保に必要な行動がすぐとられること、物質的損害が補填されることを期待すると発表した。また、ウクライナ外務省に対して抗議の口上書が送られたことも指摘されている。
28日、ラジオ・スヴォボーダ通信が、事件の詳細を報じていた。同報道では、「27日、身元不明の人物が、ロシアの外交官の車両に汚水を撒き、ナンバープレートを剥ぎ取り、タイヤに穴を開けた。大使館の職員は、車両に侮蔑的な落書きがされたと述べている」とある。
ロシアの外交官の車両の写真は、ボランティアのロジオン・ショウコシトニー氏がソーシャル・メディアにアップロードした。彼の投稿には、抗議集会は同建物の中で行われた、コンスタンチン・ヴォロブヨフ・ ロシア連邦交流庁元駐ウクライナ代表の送別会の開催に対して行われたものであったとのこと。
ウクルインフォルムは、治安機関にコメントを求めている。