被占領下クリミア・アルミャンシクからの避難状況
ウクルインフォルム
環境状況の悪化により、被占領下クリミア北部アルミャンシク市から住民が避難している。
クリミア・タタール系地方紙「アウデト」ウェブ版が伝えるところでは、アルミャンシク市の状況は、次第に、立ち入り禁止区域のようになっているが、「地方自治体」は非常事態宣言を出していないとのこと。
8月24日の夜、被占領下クリミアのアルミャンスク市では、不明の毒物が水源に流入。その後、ウクライナ国境警備庁アゾフ・黒海地域局広報室は、ウクライナ南部ヘルソン州で、国境警備隊が被占領下クリミアでの化学汚染を確認したと発表していた。
過去一週間、ヘルソン州国境警備隊が被占領下クリミアとの行政管理線で、工場「チタン」からの毒性化学品の流出を確認。これにより、児童をはじめ、地元民の健康の著しい悪化が生じていた。
アウデト紙は、市内に混乱が生じており、子どもを持つ親は子どもの避難先を決められずにいると書いた。
同紙は、児童やその親は、避難に4時間待つこともあるとのことで、「バスが不足しており、一度出たバスが戻ってくるまで待ち続けなければならない」と書く。同紙は、市内の人口が著しく減っていると報じた。