国会前で1000人以上が集会、選挙制度の改正求め
ウクルインフォルムの記者が伝えるところによると、集会に集まっているのは様々な年齢の活動家、1000人以上であるとのこと。
人々は、ウクライナ国旗や、自由党、自助党、国民運動党、新勢運動党、社会民主党、民族集団党などの政党の旗を持っている。
また、「ヤロシュの国家イニシアティブ」の旗を持った覆面姿の者や、「国家民兵」のTシャツを着た者もいる。
また、「ウクライナ女性組合」の代表者も参加しており、女性議員数を増やすために、選挙法にジェンダー割当制を取り入れるように主張している。
多くの参加者は、記者に対し、選挙法改正を通じて、非拘束式名簿(オープン・リスト)比例代表制の導入を求めていると述べている。
キーウ(キエフ)市出身のオレフさんは、「(政党の提示する候補者)名簿上の順番が拘束されなくなれば、信頼できない人が政権に入ることが少なくなるかもしれません」と語った。
現時点の同広場の状況は平穏であり、人々が集まり続けている。ステージ上では、愛国的な音楽が流れ、政治家が演説をしている。
集会会場では、警察が活動家と対話をしている。
憲法広場と最高会議の建物の間には、警察と国家警護隊が列を組んでいる。また、治安機関が官庁街の通りの警備を強化している一方で、車両交通は制限されていない。
なお、以前の報道によれば、2017年11月7日、最高会議で、選挙法典案が第一読会を通過した。この選挙法典は、最高会議選挙に被拘束式比例代表制を導入するとともに、地方選挙の制度も変えるものである。
本年9月3日、アンドリー・パルビー最高会議議長は、秋会期の開始にあたり、議員は10月にこの選挙法典案の第二読会の審議を行うと発言した。パルビー議長によると、この法典案へは4500という多くの修正が用意されているため、審議に1,2週間かかる可能性があるとのこと。