ゼレンシキー宇大統領、情報機関にロシアと中国の協力をより具体的に追跡するよう指示

ゼレンシキー宇大統領、情報機関にロシアと中国の協力をより具体的に追跡するよう指示

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、イヴァシチェンコ対外情報庁長官と面会し、ウクライナ周辺の外政状況とロシア国内の情勢につき報告を受けた。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで伝えた

ゼレンシキー氏は、「イヴァシチェンコ対外情報庁長官の報告だ。ウクライナ周辺の外政状況とロシアの経済状況について多くの詳細を聞いた。ロシアの企業や国家システムが中国の投資、技術、政治的優先事項に依存している状況についてだ」と書き込んだ。

同氏はまた、「私たちは、ロシア領土の一部の主権が中国に事実上明け渡される動きが強まっていることを確認している。何より、資源豊富な土地の利用や、中国への希少資源の売却が進んでいる。また、中国が、とりわけ軍需産業分野で、ロシアとの協力を活性化させる行動を取っていることも確認している。パートナー諸国の情報機関も同様の情報を有している」と伝えた。

さらに同氏は、対外情報庁に対し、ウクライナの国益に関わるあらゆる側面や、欧州や米国のパートナーたちの利益に関わるあらゆる側面において、ロシア・中国間協力をより具体的に追跡するよう指示したという。

同氏はそして、「ロシアによる侵略への渇望が小さくならないことによって、世界の安全保障が損なわれてはならない」と指摘した。

イヴァシチェンコ対外情報庁長官は、ロシアがウクライナの不安定化などを狙った政治キャンペーンを展開していると報告した。ゼレンシキー氏はその際、「敵を支援するあらゆる主体の活動に対抗し、阻止していく」と強調した。

その他両者は、ウクライナの情報機関による、ウクライナ児童の帰還や捕虜交換のための活動についても協議したという。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は8日、中国はロシアないしプーチン氏個人に対して、大きな影響力を持っているが、現在、中国はロシア・ウクライナ戦争の終結に利益を見ていないと指摘していた


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