ウクライナは中国を将来の安全の保証国とみなしていない=外務省
ティーヒー外務報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティーヒー氏は、「私たちは、それらの国をウクライナにとっての潜在的な安全の保証国としては見ていないと、何度も明確に強調してきた。なぜなら、ロシアは侵略国だからだ。ロシアはウクライナを攻撃してきたのであり、ウクライナにとっての安全の保証国にはなり得ない。そして、私たちは中国をウクライナにとっての安全の保証国とみなしていない。私たちは、何より『有志連合』のことを話している」と発言した。
また同氏は、中国は「ロシアや戦争を支持しておらず、平和と対話を通じた解決を支持している」という同国の宣言上の立場を現実でも遵守すべきだという、ウクライナの立場を繰り返した。
同氏はその際、「なぜなら、ロシアの無人機の中に中国製の部品を見つけ、ウクライナ防衛戦力により中国国民が拘束され、記者たちの調査報道を見かける度に、その立場が現実の状況を反映していると信じるのは、どんどん難しくなっていくからだ」と指摘した。
なお、4日、フランスと英国の主催で、ウクライナに関する「有志連合」首脳会合が開催されていた。同会合後、欧州首脳たちはゼレンシキー宇大統領と共にトランプ米大統領と電話会談を行っていた。
マクロン大統領は会合後、「有志連合」に参加する26か国が、ウクライナの安全を保証するために、陸・海・空でのプレゼンスを確保する用意があると発言していた。
またゼレンシキー宇大統領は、26か国がウクライナに安全の保証を提供する用意があることは、久しぶりに具体的な決定だと発言した。
日本の林官房長官は5日、前日マクロン仏大統領が言及したウクライナの将来の安全の保証に関与していく26か国に日本は入っておらず、自衛隊の部隊派遣については、日本政府は検討していないと発言した。