「有志連合」参加国、ウクライナへの長射程ミサイル供給への準備を表明

「有志連合」参加国、ウクライナへの長射程ミサイル供給への準備を表明

ウクルインフォルム
英国のスターマー首相は4日、ウクライナのための「有志連合」首脳会合で、プーチン氏を信頼することはできないとし、ロシアに圧力をかけなければならないと発言した。

ガーディアンが報じた

スターマー氏は、その際「それは、先週のキーウのブリティッシュ・カウンシルと欧州連合(EU)代表部の建物に著しい損害を与えた無差別攻撃によって改めて強調された」と述べた。

同氏はまた、有志連合には「トランプ大統領に支持された、ウクライナへの揺るぎない約束」があり、「今、戦闘行為を終わらせる目的でプーチンに圧力をかけるために、さらに前進する必要がある」と強調した。

さらに同氏は、他の有志連合参加国が、ウクライナの備蓄をさらに強化するために、長射程ミサイルを供給していくと表明したと述べた上で、それを歓迎した。

ガーディアンはその他、「有志連合」会合に参加した他の諸国首脳たちが、朝の会合の結果について意見を交わしたと報じている

報道によれば、とりわけ、アイルランドのマーティン首相は、協議が「いかなる停戦や和平協定を強化するためにも必要となる、ウクライナのための安全の保証に関して、さらなる進展を達成することに焦点が当てられた」と述べた。

マーティン氏は、その安全の保証は、「一部の国が参加する用意がある『保証軍』から、ウクライナ軍へのさらなる訓練まで、様々な形をとり得る」と指摘した。同氏はまた、それは「停戦や和平協定の遵守を確保するための平和維持部隊の役割を含む可能性がある」とした上で、アイルランドは「そのような任務に参加する準備がある」と述べた。

クロアチアのプレンコビッチ首相は、「ウクライナへの包括的な支援」を継続し、ウクライナのEU加盟計画を支持する必要性を強調した。

エストニアのミハル首相は、「プーチンは自らのゲームで民主世界を疲れさせることを期待しているが、私たちの団結と覚悟は反対のことを証明している」と述べた。そして同氏は、「安全の保証は、それらを模索する者と提供する者によって定義されなければならない。ロシアは、ウクライナの未来、あるいは欧州とNATOの未来について、発言権を持たない」と強調した。

航空機の故障によりパリにて会合に対面で参加できなかったスペインのサンチェス首相も、「大西洋間の団結」が「これまでにないほど必要」だと強調し、パートナーたちに対して侵略国ロシアへ譲歩しないよう呼びかけた。

リトアニアのナウセーダ大統領は、「(安全の)保証は、新たなブダペスト覚書ではなく、現実的な抑止力を提供するものでなければならない」と強調した。

また、ゼレンシキー宇大統領は、パリにおける対面とオンラインでの計30か国参加を得た上で、ウクライナに関する「有志連合」首脳会合が開催されたと報告した。同氏はその際、同氏は、「陸、海、空、サイバー空間での安全の保証において、各国の貢献準備について詳細に協議した。立場を調整し、安全の保証の要素を協議した」と伝えた。

日本の石破首相は同会合にオンラインで出席した。その際石破首相は、今は「有志国が一致団結し、ロシアから前向きな対応を引き出していくために注力すべき時」だとし、「ウクライナの安全の保証」に関する国際連携では、日本は、「引き続き国際社会と連携し、官民一体の復旧・復興支援等を推進していく」と発言した。

写真:ウクライナ大統領府


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