シビハ宇外相、G7外相オンライン会合に出席

シビハ宇外相、G7外相オンライン会合に出席

ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は24日、G7外相オンライン会合に加わり、ロシアへの圧力強化を呼びかけた。

ウクライナ外務省広報室が伝えた

発表によれば、シビハ外相は、パートナーたちに支援と独立記念日に際した祝賀メッセージにつき謝意を伝えた。

シビハ氏はその際、「あなた方の支援は私たちが独立を維持するのに役立っている。よって、この日は、あなた方の祝日でもあり、あなた方の役割の承認でもあるのだ。あなた方のおかげで、ウクライナは私たちが孤独ではないとの強固な感覚を抱けている」と発言した。

また同氏は、G7議長国のカナダに対して謝意を伝え、同日カーニー加首相がキーウを訪問し、ゼレンシキー大統領と協議を行い、式典に参加したことを指摘した。同氏は、それはあらゆるレベルでのウクライナと同盟国の積極的な連携を示すものだと述べた。

その他同氏は、トランプ大統領の下での米国により戦争終結と平和回復に向けた努力を賞賛した。同氏はそして、ウクライナはできるだけ早く戦争を終結させるためにあらゆる同盟国との最大限効果的な共同作業にコミットしているとのゼレンシキー大統領の立場を繰り返した。

加えて同氏は、「ウクライナ、米国、ロシアの二者及び三者フォーマットでの今後の首脳会談は、平和への道を切り開くことができる。そして、当然、効果的な外交のためには、殺戮の停止が必要だ。私たちには準備がある。ボールはロシアのコートにある。残念ながら、ロシアはこれまで和平努力に対して、新たな残虐な攻撃で応えている」と伝えた。

同時に同氏は、ロシアへの圧力の決定的な重要性を強調し、特にロシアが今後も外交の真似事をし、首脳会談を回避する場合に圧力が必要だと述べた。同氏はまた、平和を近付けるにはウクライナの強化も重要だと伝えた。

その他同氏は、大西洋間でウクライナへの安全の保証の提供において団結が生じていることを歓迎した上で、安全の保証は法的に義務付けられ、ロシアによるあらゆる侵略再開に対して迅速かつ真の対応を保証せねばならないと強調した。同氏は加えて、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)のワシントン条約第5条に匹敵する安全の保証を必要としていると述べ、そのような安全の保証の構造は、欧州同盟国が率いて、米国が支える形でのウクライナ領における軍事プレゼンスを想定すべきだと訴えた。

また同氏は、ロシアがあたかも戦争で勝利しつつあるとの主張を否定し、2022年8月時点でロシアはウクライナ領を21%支配していたが、2025年8月にはその割合は約19%となっていると指摘した。

同氏はさらに、ロシアの最終的な目的はウクライナをはるかに超えたところにあるとし、ロシアは世界の安全保障秩序に脅威をもたらしていると指摘した。同氏はその際、ウクライナ軍は現在、大西洋間コミュニティにおいて、ロシアの侵略を効果的に止める手段を知る唯一の戦力だと主張した。同氏は、したがって、ウクライナ軍の強化はパートナーたちの安全保障上の共通利益にかなうものだと述べた。

同氏はさらに、ロシアは北朝鮮やイランと共に全体主義的な枢軸を率いており、大西洋間とインド太平洋の安全保障は直接連関していると指摘した。

同氏はそして、「ロシアを明日抑止するために、私たちは今同国に自らの力を示さねばならない。私たちの目的は、弾薬とその他の軍事力の分野でウクライナとロシアの均衡を達成することだ。私たちはまた、無人機使用における優位性を得ることも目指している」と強調した。

また同氏は、財政面の安定性の重要性も指摘し、ウクライナの具体的なニーズを挙げた。同氏はその際、その数字は大きく見えるかもしれないが、ロシアが成功した場合の代償ははるかに高くなるだろうとし、これらの貢献はタイムリーに痴な悪場合に最も効果的となると述べた。

さらに同氏は、欧州連合(EU)の第19次制裁の準備の重要性を指摘し、ロシア産原油の価格上限をさらに引き下げることの重要性を強調した。同氏は、ウクライナは制裁に関して自らの「宿題」をこなしているとし、大西洋間の圧力の維持の必要性と、そのプロセスにおける米国の決定的な役割を指摘した。

なお、日本外務省は、日本からは今回のG7外相会合に、外国訪問中の岩屋外相に代わり、鯰博行外務審議官が代理で出席したと発表している


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