米国が制裁を発動すると交渉が止まってしまう=ルビオ米国務長官

米国が制裁を発動すると交渉が止まってしまう=ルビオ米国務長官

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米国のルビオ国務長官は17日、トランプ米大統領は対露制裁に関する立場を変えていないと思うとし、戦争終結に向けた努力が実らなければ、ロシアは追加的な制限に直面することになるだろうと発言した。

ルビオ国務長官がABCニュースとのインタビュー時に発言した

記者から、トランプ氏はアラスカでの米露首脳会談後に対露制裁の発動を考え直したのかと質問されると、ルビオ氏は、「私は、彼の考えが変わったとは思わない。私は、もしこれらの努力が結果を出さなければ、結局のところロシアは追加的な悪影響と直面せざるを得なくなると思っている」と発言した。

またルビオ氏は、ウクライナとロシアの間の潜在的な和平協定は双方からの譲歩が必要だと述べつつ、トランプ政権は現在ロシアに対する圧力強化を控えようとしていると指摘した。その際同氏は、なぜなら、米国が追加制裁を導入すると「交渉」が停止してしまうためだと説明した。

同氏はそして、「問題は次の点にある。ひとたび追加制裁、強力な追加制裁を発動すれば、対話は止まる。そして戦争はそのまま継続するだけになるのだ」と主張した。

同時に同氏は、トランプ大統領がロシアに対する制裁を1つも解除しておらず、これらの制限は有効であり、ロシアは米国と欧州の経済的圧力による厳しい結果に直面していると強調した。

また同氏は、「しかし、私たちはそうせざるを得ない地点に到達するかもしれない。他の出口のない地点にだ。皆が『現時点では和平は生じない。もっと多くの制裁を発動せざるを得ない』と結論付ける地点に、私たちは到達する可能性が十分にある」と語った。

他方、同氏は、その場合はそれは交渉による戦争解決の展望から事実上撤退することを意味することになるとも補足した。

また同氏は、その際、現在ロシア・ウクライナ戦争における和平協定の迅速な達成について語ることはできないとも指摘した。そして同氏は、「私たちは、合意の潜在的な分野を特定するという意味で進展を達成した。しかし、いくつかの深刻な見解の相違が残っている。したがって、私たちはまだ長い道のりを進まねばならない」と述べた。

さらに同氏は、「つまり、私たちは和平協定の目前に立っているわけではない。その際(きわ)にいるわけではない。しかし、私は実際に進展があったと信じている」と指摘した。

写真:国務省


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