アラスカでの米露首脳会談の主要議題が停戦となることを望む=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、アラスカで15日に開催される予定の米露首脳会談の主要議題が停戦となることを期待していると発言した。
ベルリンを訪問したゼレンシキー大統領がメルツ独首相と共に、その他の米欧首脳とのオンライン会談後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちはアラスカでの会談について話し合った。会談の中心的議題が即時停戦となることを期待している。それについては米大統領も繰り返し発言してきた」と述べた。
また同氏は、アラスカ会談を前にして、プーチン氏は嘘をつき、ウクライナ全土を占領できることを証明しようとしていると指摘した。
ゼレンシキー氏はその点につき、「私は米大統領やその他私たちの欧州の同僚に対して、プーチンは騙していると発言した。彼はアラスカでの会談の前に、ウクライナの前線のあらゆる方面で圧力をかけようとしている。ロシアは、ウクライナ全土を占領できるかのように見せようとしている。当然、それは彼らの願望だ」と述べた。
さらに同氏は、制裁が機能していないかのような嘘もついているとし、「制裁は彼にとって重要ではない、制裁は機能していないかのような嘘をついている。実際には制裁は非常に役に立っており、ロシアの戦争経済を叩きのめしている」と指摘した。

動画:大統領府
なお、13日、ゼレンシキー大統領はベルリンを訪問し、メルツ独首相と共にトランプ米大統領や欧州の複数首脳とオンライン会談を行っていた。同会談では、15日に米アラスカで開催される予定の米露首脳会談に鑑みたウクライナ情勢が協議された。