アラスカの米露首脳会談は交渉というより意見交換のように見える=米専門家
ウクルインフォルム
米国のシンクタンク「欧州政策分析センター」のジェイソン・イスラエル上級研究員は、アラスカで15日に予定されている米露首脳会談は、現時点ではどちらかといえば意見交換となりそうであり、具体的な合意をもたらすような交渉のようには見えないと発言した。
イスラエル氏がウクルインフォルムにコメントした。
同氏は、「ゼレンシキー宇大統領の出席なし、ないしは関与なしでアラスカ州で会談が行われるが、米国の多くの同盟国が米露二国間交渉の価値に疑問を呈している」と指摘した。
同氏は、ただし、13日に開催される米国の同盟国やパートナー国の会合の結果で、もしかしたら今週の内にそれは変わるかもしれないとも述べた。
そして同氏は、「今のところは、アラスカは意見交換に向けて準備しており、交渉に向けてではない」と指摘した。
そして同氏は、その点からして、より重要となるのは、その会談の後に生じることだとし、「例えば、より中身のある二者間ないし他者間対話だ」と述べた。
同氏はその上で、「一方で、双方が影響力を強め続けている。プーチン大統領は恒常的な攻撃によって、トランプ大統領はウクライナ武装によってだ。そして、アラスカは双方に対して、将来の交渉に向けた基盤を作るために、そのような行為への長期的なコミットメントを表明する機会を与えることになる」と発言した。