ゼレンシキー宇大統領、アリエフ・アゼルバイジャン大統領とエネルギー分野協力につき協議
ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「アリエフ・アゼルバイジャン大統領と話した。大統領と全アゼルバイジャン国民に対して、トランプ大統領との支援を受けてのアルメニアとの間の、南コーカサスにおける永続的な平和と信頼できる安全のための合意達成を歓迎した。世界は、ワシントンでの三者会談を極めて肯定的に受け止めた。私たちは、全てがうまくいくことを期待している」と伝えた。
また同氏は、アリエフ氏に対してパートナーたちとのやりとりについて報告した。
同氏はその際、「皆が等しく、戦争の真の終結と効果的な外交を志向している。米国、欧州諸国とのやりとり、平和を近付かせられる主要な原則について話し合った。私たちの民と国家性に対する支持に感謝している。世界の共通の努力が最終的にロシアに戦闘と侵略を停止させることになることが重要だ」と強調した。
さらに同氏は、両首脳はウクライナとアゼルバイジャンのエネルギー協力についても話し合ったと伝えた。そして同氏は、ロシアによるウクライナのエネルギー施設への攻撃につき報告し、「ウクライナはそれをロシアによる、私たちや他の欧州諸国へとエネルギー面の独立を保証するエネルギー手段の封鎖の意図的な試みだとみなしている。私たちの国や人々を守るためにあらゆることを行っている」と発言した。
アゼルバイジャン大統領府広報室も、両大統領の電話会談につき報告した。発表によれば、アゼルバイジャン側もウクライナ側も、アゼルバイジャンの国営石油・天然ガス会社「ソカル」の石油施設へのロシア軍の攻撃を非難したという。
同発表には、「電話会談時、双方はウクライナ国内にあるアゼルバイジャン企業『ソカル』の石油基地やその他の私たちの国の施設、さらにはアゼルバイジャンの天然ガスをウクライナへの輸送するガスタービン圧縮ステーションへのロシアの意図的な空爆を非難した。そして、このことがいかなる状況下であろうとも、アゼルバイジャンとウクライナの間の協力停止をもたらすことはないとの確信を表明した」と書かれている。
写真:大統領府