ラヴロフ露外相の「非ナチ化」発言につき、宇外務報道官「モスクワから始まるべき」
ウクルインフォルム
ロシアのラヴロフ外相が、ウクライナとの和平合意に「非ナチ化」を盛り込むことを要求したことにつき、ウクライナのティーヒー外務報道官は7日、ロシアは和平努力を拒絶し、2022年の最後通牒に回帰していると指摘した。
ティーヒー外務報道官がXアカウントに書き込んだ。
ティーヒー氏は、「同国の多民族グループへの扱いを考慮すれば、適切な『非ナチ化』はモスクワから始まるべきである。アゼルバイジャン人、他の南コーカサスの人々、中央アジア人、ウクライナ人、クリミア・タタール人などに対してだ」と指摘した。
そして同氏は、ラヴロフ氏の好戦的なレトリックは、ロシアが和平努力を拒絶し、2022年型の最後通牒に回帰していることを示しているとの見方を示した。
その上で同氏は、パートナー国に対して、ロシアの「非ナチ化」推進者たちを現実に引き戻すために、遅滞なく、新しく強力な制裁を速やかに発動するよう要請した。
これに先立ち、ロシアのラヴロフ外相は、ハンガリー・メディア「Magyar Nemzet」とのインタビュー時に、ウクライナはロシアとの和平合意にて、自らの「非ナチ化と非軍事化」を盛り込むべきだと発言していた。