
トランプ米大統領、プーチン氏との電話会談につき「進展は一切なかった」
ウクルインフォルム
米国のトランプ大統領は3日、ロシア首脳プーチン氏と電話会談を行い、ロシア・ウクライナ戦争について協議をしたことを認めつつ、他方でその件では進展は一切なかったと発言した。
トランプ大統領がアイオワ州へと出発する前に、アンドルーズ空軍基地で記者団に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者からプーチン氏との電話会談についてコメントを求められると、トランプ氏は、「私たちは電話協議を行った。それは、かなり長いやりとりだった。私たちは、多くのこと、とりわけイランについて話し合ったし、また、ご存知の通り、ウクライナとの戦争についても話し合った。そして、私はそれに不満だ」と発言した。
記者が、やりとりで進展はあったか、と質問されると、トランプ氏は、「ない。今日、彼との間で進展は一切なかった」と伝えた。
さらに、ウクライナへの武器供与の停止について質問されると、トランプ氏は、米国はその支援を与えているが、自国に十分武器があるか確認しなければならないと答えた。その際同氏は、「私たちは武器を提供しており、彼らと一緒に作業し、彼らを支援しようとしている」と述べた。同時に同氏は、「バイデンは彼らに武器を供与することで、私たちの国全体を空っぽにしてしまった。そして私たちは、自分たちのところに物が十分あるか確認しなければならない」と主張した。
これに先立ち、3日、トランプ米大統領はプーチン氏と電話会談を行っていた。電話会談は、約1時間行われたという。
写真:ホワイトハウス