現在のプーチンの平和関連発言は明白な嘲笑と侮辱=ドイツ外相
ウクルインフォルム
ドイツのヴァーデフール外相は30日、ドイツはウクライナから新しい危機へと注意を振り向けておらず、ロシアによる攻撃が激化する中での、ロシアのプーチン氏による「見せかけの交渉準備」を侮辱だとみなしていると語った。
ヴァーデフール外相が、キーウ訪問時のシビハ宇外相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヴァーデフール氏は、「プーチンが現在、平和について語っているのは、それは明白な嘲笑と侮辱だ。彼の見せかけの交渉準備は、見せかけ以外の何ものでもない。彼はウクライナ全土を服従させようとしており、同時に欧州全体に恐怖を植え付けようとしている」と述べた。
また同氏は、プーチンがここ数週間、ウクライナへの攻撃をさらに強めており、その残虐性は、その攻撃がウクライナの民主主義、倫理、強靭性、抵抗への覚悟に対するものであることを示していると指摘した。
同氏はさらに、「あなた方は非常に勇敢に抵抗している。プーチンはこれを見て、私たちの注意が下がり、それが新たな危機の方へ向かうことを期待している。過去数週間でそのことが明らかになっている中、私は完全にはっきりと述べる。『ドイツではプーチンはそれに成功しない』と。私たちは、一貫してウクライナの側に立っており、必要な限りあなた方を支えていく」と明言した。
その他同氏は、ドイツはウクライナへの軍事支援を増やし続けると述べ、2025年の予算に近代的な防空機材、装備、弾薬のためにさらに19億ユーロが計上されたと喚起した。
なお、30日、ドイツのヴァーデフール外相がキーウを訪問している。