次期対露制裁でロシアを交渉の席に戻すべき=マクロン仏大統領
ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は、近々欧州連合(EU)は第18次対露制裁パッケージを採択するとし、それは全面戦争開始後最も野心的な内容であり、第三国で精製されるロシア産石油の禁輸を含むと伝えた。また同氏は、その制裁は、米国、日本、英国、カナダと調整されていると伝えた。
マクロン大統領が26日にブリュッセルで開催された欧州理事会後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が報じた。
マクロン氏は、会合の結果につき、「ウクライナのニーズと、欧州諸国による財政・軍事支援の強化が明確に確認された。同時に、強固で永続的な平和のための条件も準備されている。私たちは、これについて、『有志連合』会合で改めて取り上げる機会があるだろう」と伝えた。
また同氏は、EUの優先課題は引き続き停戦の実現と「長期的展望での保証の確立」だと指摘した。
同氏はさらに、第18次対露制裁パッケージが近日中に採択されるはずだと伝えた。その際同氏は、「金融・エネルギー部門で想定されているもので、規模と内容の点で、それは前例のないものとなる。それには、特に第三国で精製されたロシア産石油の輸入禁止が含まれる。これは強力なシグナルだ」と強調した。そして同氏は、この制裁パッケージにロシア産原油の価格上限引き下げを含めることを望んでいると述べた。
加えて同氏は、「いずれにせよ、この新たな制裁パッケージは、英国、米国、カナダ、そして日本と合意されている。これは、現在グラム上院議員率いる上院議員たちが準備しているものと一致しており、これを採択することが重要だ。なぜなら、これはロシア経済に強力な抑止的打撃を与えるものであり、ロシアを交渉の席に戻させる能力があるからだ」と発言した。