
ゼレンスキー大統領、EU・NATO首脳と対ロシア追加制裁および防衛協力について協議
写真
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、欧州理事会のコスタ議長、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談し、EUとNATOの間の努力を調整した。
大統領府が公表した。
ゼレンシキー氏は、「私たちにとって最も重要なことは、NATO加盟国、全欧州、そしてEUの結束である。これがウクライナを強化し、私たち全ての人々を助けるための強力な支援を提供するための道を開く。防空支援、追加の軍事支援パッケージ、そして私たちのそばにしっかりと立ってくれていることにつき感謝する」と発言した。

ルッテNATO事務総長は、将来のウクライナへの支援は確保されるし、それはNATO加盟国の防衛費と密接に結びついていくと強調した。
ゼレンシキー氏はまた、ウクライナはさらに防衛産業の発展のために最大1500億ユーロを割り当てることを想定している新たな防衛手段SAFE(Security Action for Europe)の枠内で、EU加盟国との活発な協力に期待していると述べた。
さらに、会談時、ウクライナのEU加盟交渉プロセスについても詳細に話し合われた。ゼレンシキー氏は、ウクライナがEU加盟国の首脳が最初のクラスターである「基本」の開放について合意に達することを期待していると伝えた。
コスタ欧州理事会議長は、「このような困難な状況下でのあなた方の目覚ましい改革活動に関する欧州委員会の最近の評価を大変嬉しく思っている。間違いなく、私たちはEU加盟に向けた交渉プロセスを継続するための条件を達成している」と述べた。
会談参加者たちは、対露追加制裁と、ロシアのエネルギー・銀行部門、影の艦隊への圧力を強化し、ロシア産原油の価格上限を30ドルに引き下げることを目的とした第18次EU制裁パッケージの準備についても詳細に協議したという。
写真:大統領府