
オランダ下院、1944年のソ連政権によるクリミア・タタール人追放をジェノサイドと認定
ウクルインフォルム
オランダ下院は19日、1944年にソ連政権がクリミア・タタール人全てをクリミアから追放した行為(スルグンリク)をジェノサイドと認定する決定を下した。
オランダ下院ウェブサイトで、関連動議第21501-20-2259の採択が報告されている。
動議本文には、「下院は、審議を行い、以下の点を考慮する。様々な国が1944年のソ連によるクリミア・タタール人の大量追放をジェノサイドと認定している。2014年のクリミア違法占領以降、多くのクリミア・タタール人がロシアによって理由なく投獄、拷問、あるいは失踪させられている。ロシアがクリミア・タタール人に対するジェノサイド政策を継続している可能性が非常に大きいことを考慮する。下院は、1944年のクリミア・タタール人の大量追放は、現代の基準にしたがって、ジェノサイドとして認定して、非難することを表明する」と書かれている。
なお、この他、1944年のクリミア・タタール人追放をジェノサイドと認定している外国は、バルト諸国、カナダ、ポーランド、チェコ。