ロシア、6月2日にウクライナとの第2回交渉の開催を提案 ウクライナは覚書案を事前に渡すよう提案
ラヴロフ露外相の発言は、オストロジノが報じた。
ラヴロフ氏は、ロシアは「覚書」(案)を策定したとし、そこには同国の考える露宇戦争の「根本原因の理想的な除去」に関する立場が記されていると指摘した。なお、ラヴロフ氏は、その際同戦争を「危機」と呼称している。
同氏はまた、その「覚書」案はメジンスキー団長率いるロシア代表団が6月2日のイスタンブルでの2回目交渉の際にウクライナ側に渡す用意があるとし、またその際に「必要な説明」も提供する用意があると発言した。
さらに同氏は、ロシアは「和平プロセスの成功に、言葉ではなく、心から関心を持っている全ての人が、イスタンブルでのロシア・ウクライナ直接交渉第2弾の開催を支持することを」期待していると発言した。
これに対して、ウクライナのシビハ外相は28日、Xアカウントにて、ロシアに対して、策定したとする「覚書」案は、6月2日より前にウクライナに渡すよう提案した。
シビハ外相は、「なぜ月曜日まで待つ必要があるのだろうか? もしロシアが、10日間の熟慮と攻撃の後、自分たちの『覚書』をようやく練り上げたというなら、それは私たちに今すぐ渡せるだろう」と発言した。
そしてシビハ氏は、「ロシアが次の会合を破綻させず、(中略)以前合意したように、速やかに自分たちの提案を提供すること」を望むと伝えた。
同氏はまた、「よく準備された会合だけが、明確な結果を生み出す潜在力を持つのだ」と指摘した。
Why wait until Monday? If the Russians have finally elaborated on their “memorandum”—after ten days of reflections and attacks—it can be passed to us right away. We anticipate that the Russian side will not derail the next meeting and will immediately submit their proposals for… https://t.co/Og8kjVqynL
— Andrii Sybiha 🇺🇦 (@andrii_sybiha) May 28, 2025