米国はNATO同盟国にウクライナに対して防空システム「パトリオット」を供与することを奨励=ルビオ国務長官
ウクルインフォルム
米国のルビオ国務長官は20日、同国は北大西洋条約機構(NATO)同盟国にウクライナに対して防空システム「パトリオット」を供与することを奨励していると発言した。
ルビオ国務長官が米上院外交委員会での公聴会の際に発言した。
ルビオ氏は、「ウクライナは防空システム『パトリオット』について私たちに要請している。正直に言えば、私たちにはそれがない。私たちは、NATO同盟国と非常に緊密に協力している。彼らの中には、防衛のため、例えばキーウや他の町の空を守るために、ウクライナに渡すことのできる『パトリオット』のバッテリーを持つ国がある。彼らとそれらシステムの引き渡しに関して協力している」と発言した。
同時に同氏は、「どの国もそのシステムを放棄したいとは思っておらず、同時に私たちはそれを迅速に製造することができない」と指摘した。
さらに同氏は、ウクライナには米議会が以前に承認した支援が届き続けていると発言した。
同氏はまた、その後は、ホワイトハウスが、ウクライナへの支援のための追加資金を要請するかどうか決めていくことになると指摘した。
その他同氏は、対露制裁につき、「私は強調したいが、対露制裁は1つも解除されていない。前政権時代に発動された対露制裁は全て有効である」と発言した。
また同氏は、米国がロシアへの影響力を失ったという情報は正確ではないと指摘した。その際同氏は、「それは、前政権の時と同じままである」と述べた。
同氏は加えて、米国はロシアに対して、6〜8週間前に、トランプ政権は議会が行うことをコントロールできないと伝えたと発言した。
写真:ウクライナ大統領府