欧州首脳はロシアの停戦拒否の後に対応を最終的に調整する=マクロン仏大統領

欧州首脳はロシアの停戦拒否の後に対応を最終的に調整する=マクロン仏大統領

ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は16日、ロシアが停戦を拒否した後に、欧州諸国は、同国への対応につき、欧州内で調整し、またトランプ米大統領とも話し合うと発言した。また同氏は、同日のウクライナ・ロシア間のイスタンブル交渉については性急な結論を出すことのないよう注意した。

マクロン大統領がティラナでの欧州政治共同体首脳会合の後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マクロン氏は、「私たちは、メルツ独首相とスターマー英首相と、停戦やトルコにおける(編集注:首脳級)二国間会合への拒否の決定に対する私たちの対応を調整するために話し合った」と発言した。

また同氏は、欧州首脳はロシアに対する新しい制裁を準備し続けるとし、「さらに、私たちは、米国が肯定的な返事を得られなかった場合に向けて、米国とも調整した上で新しい制裁を準備し続けている」と述べた。

同氏はさらに、トルコでは多くの情報交換が行われたとし、「私たち自身のチームもまた、ウクライナのチームや、英国やドイツの同僚たちとも直接、連絡を取っていた」と伝えた。そして同氏は、議論はリアルタイムで行われていたと指摘した。

その上で同氏は、今後の交渉進展は、多くの点でトランプ米大統領にかかっていると指摘した。その際同氏は、「それは彼の責任で、彼がそれを認めなければならないが、トランプ大統領は今後数時間ないし数日の内にロシア側と意見交換を組織するつもりだ。何が起きたかを把握し、前へ進むことを試みるためだ。さらに、ロシア側は、交渉の際に作られた提案を持って、ウクライナ側に戻ってくることを約束した。そのため、現時点では、注目すべきである」と説明した。

加えて同氏は、ロシアが停戦とハイレベルでの対応を拒否したことは、皆にとって受け入れられないことだと述べ、その際、それは米国の観点でも受け入れられないことだと補足した。

同氏はそして、「トランプ大統領は最初から停戦達成を断固として支持していた。30日間停戦は彼の提案だった。ゼレンシキー大統領は、正しい。彼は3月初めジッダにてそれを受け入れたのだから。そして、その時から、ロシアからは一切返事がない。その後、2つ目の提案が行われた。会談についてだ。ゼレンシキー大統領は先週日曜日、再び勇敢にそれに応じたが、ロシアは拒否した。何らかの瞬間にそれは対応をもたらせねばならない。私は、まず電話でのコンタクトがあると思う」と発言した。

これに先立ち、トランプ米大統領は16日、ロシアの独裁者であるプーチン氏と「会談が組織出来次第」会いたいと発言していた。

これに先立ち同日、イスタンブルでウクライナとロシアの代表団による会合が開催されていた。

ウクライナ代表団の団長を務めたウメロウ宇国防相は、会合後、「私たち交渉者の目的は、停戦の協議と、それから被拘束者交換であった。さらに、私たちは両国首脳級の会談の準備をする可能性がある。私たちは1000人対1000人(編集注:の被拘束者交換)について話した。私たちは、その交換の別のモダリティについても作業している」と報告していた

また、ゼレンシキー宇大統領は16日、マクロン仏大統領、スターマー英首相、メルツ独首相、トゥスク・ポーランド首相は共に、米国のトランプ大統領と電話会談を行っていた


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