トランプ米大統領、ウクライナに速やかにロシアとの交渉の席に着くことを要求
ウクルインフォルム
米国のトランプ大統領は11日、ロシアによる15日のトルコでの直接交渉の実施につき、ウクライナはそれに「応じるべきだ」と発言した。
トランプ大統領がソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に書き込んだ。
トランプ氏は、「ロシアのプーチン大統領はウクライナとの停戦合意を望んでおらず、むしろ、この『流血』のあり得る終結について交渉するために木曜日にトルコで会談したがっている。ウクライナは速やかにこれに応じるべきだ」と訴えた。
またトランプ氏は、そうすることで少なくとも「合意が可能なのかどうかを判断することができるだろう」と述べ、「もし不可能であれば、欧州の首脳と米国は、現場を把握し、それに応じて行動できるようになる」と強調した。
同氏はそして、「私は次第に、ウクライナがプーチンとの合意を結ぶことはないのではないかと疑い始めている。プーチンは第二次世界大戦の勝利を祝うのにあまりに忙しいが、その勝利は米国なしには決して成し得なかったものだ(近くすらなかった!)。今すぐ会談せよ!」と書き込んだ。
これに先立ち、ウクライナ、フランス、ドイツ、英国、ポーランドの5か国の首脳は、5月12日からの最低30日間の完全かつ無条件の停戦開始を支持していた。
これに対して、ロシアの首脳プーチン氏は11日、5月15日から2022年時の「協議が中断したところ」でウクライナとの直接交渉をトルコで再開することを提案していた。
その後、ゼレンシキー大統領は11日、ロシアによる停戦を期待しているとしつつ、5月15日に自身はトルコにてロシアのプーチン氏を待つと発言している。