「米国の新しい立場ではない」=ウクライナ外務報道官、米国の「仲介者をやめる」発言を説明
ウクルインフォルム
ウクライナのティーヒー外務報道官は2日、米国務省による米国があたかもウクライナ・ロシア交渉の仲介をやめるとする発言について、「進展がなければ」という意味であり、ルビオ国務長官が繰り返し発言してきた従来の立場と同じものだと説明した。
ティーヒー外務報道官がXアカウントで伝えた。
ティーヒー氏は、様々な報道機関からの問い合わせを受けてから、ブルース米国務報道官に連絡したとし、ブルース氏から、米国の仲介者の役割に関する発言(編集注:1日のブルース氏による「今後は米国はウクライナとロシアの間の和平の仲介者ではなくなる」というもの)は、ブルース氏の同じ週の「もし進展がなければ、私たちはこのプロセスの仲介者として退くだろう」というコメントと同じものであることの確認が取れたと伝えた。
そして同氏は、「それは新しい立場ではなく、(編集注:ルビオ)国務長官が前に発言していた立場だ」と説明した。
これに先立ち、米国のブルース国務報道官は1日、今後は米国はウクライナとロシアの間の和平仲介者ではなくなると述べ、ウクライナとロシアが戦争終結手段について具体的なアイデアを提示すべきだと発言していた。
また、米国のルビオ国務長官は4月後半、ロシアの対ウクライナ戦争を終結させられない場合、米国は手を引くだろうと繰り返し発言していた。