クリミア問題は和平交渉の中心的問題=フランス政府報道官
ウクルインフォルム
フランスのプリマ政府報道官は28日、ロシア・ウクライナ戦争の和平交渉においてクリミア問題は中心的な問題であるとした上で、欧州はその問題はウクライナの意見抜きに決定することはできないことを喚起していると発言した。
プリマ報道官が同日の閣議後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
プリマ氏は、「クリミア問題は、当然ながら、交渉における中心的な問題だ。欧州は、当然、それがウクライナの意見とウクライナの最終的な立場抜きで解決することはできないことを喚起している」と強調した。
また同氏は、欧州の立場は一致しているとし、まずは、すでにウクライナが同意している停戦を達成することだとしつつ、「しかし、プーチン大統領は、発言とは裏腹に、それに明らかに同意していない」と指摘した。
そして同氏は、交渉プロセスは毎日続いており、来週には本件に関する欧州の会談が開かれるはずだと指摘した。他方で、同氏は、開催日は言及しなかった。
同氏はその際、「英国と欧州の国々との協議は続いている。そして、米国は私たちの立場に徐々に近付いている。トランプ大統領がロシアに関してトーンを若干上げたことを、あなた方が気付いていないことはないだろう。情報交換は毎日続いており、仏大統領は毎日同僚たちに電話している。このように、それは不断のプロセスなのだ」と総括した。
写真:gouv.fr