メディアが伝えた米国の「提案」は同国の公式立場ではない=ゼレンシキー宇大統領

メディアが伝えた米国の「提案」は同国の公式立場ではない=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、外国報道機関が伝えた、クリミアのロシア領としての承認、ウクライナのNATO非加盟、ザポリッジャ原発周辺領域の中立化といった、露宇戦争解決のための米国による「提案」なるものは、米国の公式立場ではないと発言した。

ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「ウクライナは迅速かつ公正な平和を達成したいという自らの願望を認めているし、その最初の一歩は無条件停戦でなければならない。(中略)私たちがクリミアについて、私たちの主権領土などについて話し始めたらすぐに、私たちは、ロシアが望む戦争長引かせフォーマットに入り込むことになる。なぜなら、全てについて迅速に合意することはできないからだ。私たちは、すでに12年戦っている。概して、ロシアと合意は可能か? それは修辞的な質問だ」と発言した。

その際同氏は、ロシアとは迅速に、世界中から、とりわけ米国からの圧力なしに合意することは不可能だと強調した。そして、同氏は、ウクライナと文明的世界にとって、戦争は、米国を疲れさせ、米国を交渉プロセスから追い出すべく、プロセスを長引かせたがっているプーチンにとってよりもはるかに深刻なものだと指摘した。

同氏はまた、ウクライナに対する戦争終結に関する「トランプ氏の提案」に関するあらゆる噂は、米国の公式の情報、公式の立場ではないと発言した。

その上で同氏は、「もし公式な提案が出たら、私たちは、それに対しては、公式提案に対するものとして、すぐに反応する。あなた方はそれを知ることになる。だが、今のところ、それらのシグナルはメディアで聞こえているだけ、聞こえていくだけである。しかし、私は、そのシグナルが誰のものか、ロシアのものか、米国のものなのかを知らない。もしかしたら、それは米国のビジョンかもしれない。色々なことがあり得る」と発言した。

同氏は加えて、明日(23日)の(編集注:ロンドンでの協議に参加する)政権高官の加わるウクライナ代表団は、無条件ないし部分的停戦について協議するマンデートを有すことになると伝えた。

そして、同氏は、「私たちは、その段階について準備がある。私たちはまた、停戦後、いかなる袋小路も生じないよう、私たちが、どんなフォーマットでも席につく準備があることをを確認する準備もある」と発言した。


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