独外相代行、モルドバ選挙前のロシアの工作活発化を警告
ウクルインフォルム
ドイツのベーアボック外相代行は1日、年内に議会選挙が行われるモルドバに対して、ロシアが圧力とハイブリッド工作を強めていると指摘した。
ベーアボック外相代行が訪問したキーウからモルドバへと出発する前に発言した。ドイツ外務省広報室がベーアボック氏の発言を公表した。
ベーアボック氏は、「秋の議会選挙前に、プーチンは再びよく知られたシナリオを用いている。偽情報、フェイクニュースキャンペーン、票の買収により、彼は再び、モルドバの民主主義と自由を弱体化しようと試みている」と警告した。
同時に同氏は、モルドバの民主主義は強力であり、同国の欧州連合(EU)内での将来は全くもって達成可能だと指摘した。そして同氏は、欧州の人々はモルドバへの支援をあきらめず、堅固にモルドバの側に立ち続けると明言した。さらに同氏は、モルドバはEU加盟の道へとしっかりと踏み出したとし、ドイツやEUのの支援を受けてモルドバは自らの経済を安定させ、ロシアのハイブリッド攻撃に対抗し、インフレとエネルギー危機をコントロールすることができていると発言した。
その他同氏は、ロシアの対ウクライナ全面侵略開始後すぐに始められたモルドバのパートナーシッププラットフォームは、モルドバの人々の勇敢さと堅固さ、欧州の連帯のサクセスストーリーだと形容した。
なお、モルドバでは、今年の10月までに議会選挙が実施されることになっている。