「ウクライナが関与して公正かつ永続的な平和を」=石破日本首相、ウクライナ支援会合にオンライン参加
ウクルインフォルム
日本の石破首相は、2月24日にロシアの対ウクライナ全面侵攻3周年に際してキーウで開催されているウクライナ支援会合「サポート・ウクライナ」にオンラインで出席し、スピーチを行った。
日本外務省が公式ウェブサイトで報告した。
石破首相は、ロシアの対ウクライナ侵略3年に合わせて「ロシアによる攻撃が今なお継続していることを強く非難するとともに、侵略に立ち向かうウクライナの人々の勇敢さとその忍耐強さに改めて深い敬意を表す」と伝えた上で、同日の会合でウクライナへの支援について、議論が行われることは非常に有意義だと指摘した。

さらに石破氏は、「ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」だとし、「このような力による一方的な現状変更の試みは世界のどこであれ許されることではない」との日本の立場を繰り返した上で、日本はこうした問題意識の下で、これまで対ウクライナ支援と対露制裁を強力に推進してきたことを喚起した。
同氏は加えて、現在の各国の平和実現のための外交努力に触れた上で、戦闘行為の終結と困難な状況の打開への期待を示した。
同時に、同氏は、「この侵略の終わらせ方を考えるにあたっては、あくまで当事者であるウクライナが関与する形で、公正であり、そして永続的な平和を一日も早く実現することが重要」だと強調した。そして同氏は、「その目標に向かって我々が結束して取り組んでいかなければならない」と訴えた。
その上で同氏は、日本は揺らがず今後もウクライナを支援するとし、「日本はウクライナの美しい大地に平和が取り戻されるよう、ウクライナとともに歩んでいく決意だ」と結んだ。
なお、2月24日は、ロシアの対ウクライナ全面侵攻開始から3周年となる。欧州委員会のフォンデアライエン委員長や他委員、コスタ欧州理事会議長、その他複数の欧州諸国などの首脳がキーウを訪問し、ゼレンシキー宇大統領とウクライナ支援首脳会合「サポート・ウクライナ」を開催した。