「当事者であるウクライナが関与する形で公正な平和が実現することが大事」=岩屋日本外相
ウクルインフォルム
日本の岩屋外相は14日、現在のウクライナをめぐる様々な動きにつき、日本政府は重大な関心をもって注視しているとした上で、当事者であるウクライナがしっかり関与する形で公正で永続的な平和が実現することが大事だと考えていると発言した。
岩屋外相が同日の記者会見の際に発言した。
記者から、米露首脳電話会談やトランプ米大統領のウクライナ関連の発言、またミュンヘン安全保障会議について質問されると、岩屋外相は、「ウクライナをめぐる様々な現在の動きについては政府としても、重大な関心を持って注視している。また、情報収集を行っている」としつつ、「当然のことながら、当事者であるウクライナがしっかり関与する形で、公正で永続的な平和が一日も早く実現することが大事だと考えている」と発言した。
また同氏は、日本は主権や領土一体性が極めて重要だと考えているとし、そういう考え方に基づいて議論に臨んでいきたいと思っていると伝えた。また、G7や関係国と意思疎通をしっかり図って取り組んでいきたいとも述べた。
同時に日露関係については、同氏は、「日露関係には懸案事項もたくさんある」とした上で、「今、日露関係は厳しい状況にあるが、一方で、隣国であるロシアとの意思疎通も必要だと考えている」とした上で、外交全体において何が日本の国益に資するかという観点から、ロシアとの関係も適切に判断していきたいと思っていると発言した。