「ウクライナの領土喪失に関しては合意があるはずだが、その帰属を承認する必要はない」=ケロッグ米国特使

「ウクライナの領土喪失に関しては合意があるはずだが、その帰属を承認する必要はない」=ケロッグ米国特使

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米国でウクライナ・ロシア問題を担当するケロッグ特使は、ウクライナ領を2014年時点の国境まで全て取り戻すことは現時点では不可能だとし、よって譲歩しなければならないが、他方でそれらの領土をロシアに属することは認める必要はないと発言した。

ケロッグ特使がフォックスニュースへのインタビュー時に発言した

ケロッグ氏は、「ロシアがクリミアに侵攻する前に彼らが直接有していた2014年の国境へと私たちは戻らないだろう。それは明らかだ。よって私は、私たちは領土の潜在的喪失に関する合意が生じると考えている。しかし、聞いて欲しいが、それを認める必要はないのだ」と発言した。

その際同氏は、バルト諸国の例を挙げ、米国は当時バルト諸国のソ連への帰属を最後まで承認しなかったことを喚起した(編集注:1940年7月23日の「ウェルズ宣言」のこと)。

そして同氏は、「私たちは、それらの国が支配下に置かれているとだけ述べていた。そして、私は、おそらく長期的展望、遠い展望でそのことを見ることができると思っているが、しかし、それは交渉の一部だ」と発言した。

また同氏は、強固で長期的な安全保障の合意を全ての当事者と達成しなければならないと強調した。そして、同氏は、多くのことが欧州の人々にかかっているとも述べ、「それを行うことは彼らの利益だ」と発言した。

写真:ゲッティ


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